おはようございます。YOME厨房の奈津佳です。今朝は少しひんやりした朝です。たまには私のコメントシリーズ。朝っぱら濃い話楽しんでくださいwww~
週末に大阪から友人らを呼んでWSをしていました。その時に出てきたキーワードが私の頭の中でぐるぐる巡っていて、、今さっき面白いことに気づいてしまったのでここでシェアします。
「のれんに腕押し」ヌカに釘とか猫に小判とか、欲しい感触が得られないことを言い表す言葉です。友人らとの雑談のキーワードなのですが人間関係において私もよく使っている作戦だなと思っています。
例えばイヤイヤ期の子供がいて買い物先で駄々をこねる。例えば「あれ買って!」と泣き叫んだり、暴れ出す。混み合う大型ショッピングモールでペタンと座り込んで駄々をこねる。3人連れていたので普段から理詰め作戦母ちゃんだった私は危険地帯に仕方なく赴く際は「今日はケーキを作りたいからその材料を買いたい。ついてきてもらって急いで帰ってケーキ一緒に作ってもらえますか?」とかいう感じであらかじめ3歳の子供だろうが、1歳の子供だろうが一人ずつに一度向き合って相談をしてから難所をスムーズに越えようとしていました。必ずエサをぶら下げて。とはいえ迎えてしまったこともあります。その時は大きなショッピングモールでも一緒にペタンと座って「はぁツライ」って泣く(フリ)。結構ひつこく、泣く子に気づかれ振り向かれそばにくるまで。小さい子供でも予想していた反応が返ってこないとエネルギーが消沈してゆく。
この方法でとりあえず3児の低年齢時は乗り越えられて、比較的すんなり日々過ごせました。
ところがこの方法を今もよく使っている気がしてきました。
例えば自分を攻撃してくる人がいると、「あの人どうしてしんどさを抱えているんんだろうか?」「〇〇だからに違いない」てな感じで。そうすることで自分を避難場所に誘導することもできて、どんな攻撃も「かわいそうに」と思たりするのです。
ところがこの作戦、いわゆる少し距離を置きたい時に使うのはいいですが、隣にスッと座って相手の懐に入りたい、真意を聞きたい時はどうしたらいいんでしょうか?
「のれんの向こうに実は誰もいない」(誤魔化したり逃げたり、いい顔したりする時に緩衝材がわりに使う作戦)なんてこともあったりして、じゃぁ何のために今のこの時を共に生きようぜと誓ったんだろうかと切なく感じたり。
あなたの”自分”とはその程度のものじゃないでしょう、、と本音を聞き探り共に生き抜く覚悟を作るそんなWSをしたいんだったよね、と悔しさを滲ませながら帰路につく友人の眉間の皺を思い出しながら、自分に問うてみる今朝でした。
さて、今日の自分は?後ろめたさを感じずに生きていこう!
今日のお弁当はお休みのスタッフも注文するかなりマニアックなウチらしいお弁当です。
【鶏ひき肉巾着煮物】
肉だねにごぼうのみじん切りや豆腐を混ぜてこねこね。その間に油揚げを袋状に切って、肉ダネを計りながら詰めて整形する。肉ダネは45gなのですが、例えば1gずつ余分に入れてしまうと300人分作るので300gの種が余分に必要になります。だからちょっと余分に作ったタネも、ちょっとの気の緩みで「あれ?10人分たりない」なんてなったり、その逆もあったりで意外と集中のいる作業。
【キャベツとえびの中華ピリ辛炒め】
この時期のキャベツはふかふかになり始めて、1球といえども意外と量が少なかったりします。炒め物をするときは仕上がりが1だとすると3.5倍のキャベツをカットする、、これ最近の厨房の方程式の一つです。
【ほうれん草んの白あえ】
白あえ美味しいですよね〜。手間はかかるんだが、、豆腐50丁分の白あえベースは腕力でできています。
【蓮根きゅうり梅おかかあえ】
昨年の梅がいい塩梅でできてきましたのでようやく樽を開けて。まだ少しとんがってるのでおかかでまろやかに。きゅうりもまだ少し早いけど徳島は南国なので彩に。
さて、明日のお弁当は、【長ネギ炒め】と【チリソースの白身魚】です。
今のうちに注文しておいてください。