今日の担当スタッフからお弁当紹介

特製のすだちポン酢に浸した【鶏の唐揚げ〜ネギナッツだれ】

おはようございます。YOME厨房のなつかです。

厨房の仕込みは時間との戦い。とはいえ、スタッフ全員が過酷な状況では仕込みをするのも疲れるし続かない、というわけで色んな工夫で労を少なくしながら、美味しく丁寧に仕上げるように日々皆で意識し考えて動いています。

例えば「卵液を5L作る」というミッション。

卵を次々とたくさん割るので、腕を動かす程度で体は動かさなくてもいいように工夫する。体の正面の少し横に割る前の卵を段ボールケースから取り出して利き手横に置き、反対側の手の下のシンクの中に割りいれた殻を捨てる容器を配置。その間に卵液を入れるピッチャーを置く。このときの高さが曲げた肘よりも下に来るシンク内にする事でラクに割り続けられる。あと、ピッチャーに割り入れるのも2Lずつと決めておく。あとはひたすら卵を割ってゆき、ポテトマッシャーを代用して、割り入れた卵液をマッシュし素早く撹拌、目の細かいザルで濾し混じってしまった殻を除く。

無駄な動きがないほど体に負荷がかからず、しかも出来上がるまでの時間が早い、そして周辺の片付けもスムーズで汚れも少ない。後ろから見たら、ただ突っ立っているかのようです。

新しいスタッフに何も言わずに卵液を割ってもらうと、いちいち卵の容器の中から割るための卵を取り、体を半分振り返らせながらダンボールを乗り越えて卵を掴む、体勢を戻して正面の台の上(シンク内ではないので少し手を持ち上げなければいけない)のピッチャーに卵を割って、足元の生ごみバケツに卵の殻を捨てる。たまに間違えて足元の生ごみバケツに割り入れてしまったり、段ボールから卵を取る際に段ボールを乗り越えれず落としてしまったり。無駄な動きはロスタイムだけではなく、食材を無駄にすることも多々。使う道具は導線上にコンパクトにまとめて、体に負荷がかからないように少し考えるだけで、時間も食材も活かすことにつながります。

ところが、このような小さな工夫が新たに生み出された時に素直に受け入れることがとても難しいのです。

特に夫と二人の仕込みがかれこれ半年くらい続いているので、大抵バトルになります。お互いに良かれと思ってを追求するあまりのことなのですが、、、結局はどっちが折れるか?の駆け引きになる。

今日は人参のみじん切りを大きめに切ったにんじんを茹でてから、みじん切りのミキサーにかけるのか?ミキサーにかけたものを茹でるのか?について協議がありました。

まぁ大体ムキになって引き下がれないのは私なのですが、今日は夫の話を聞いて「ふむふむ!」っじゃぁそっちの意見がいい、夫の意見を採用させていただきました。食材の無駄が大きのが勿体無いと主張する私と、食中毒のリスクが上がる上に動線の逆回転を習慣づける悪習慣のきっかけになる、確かにそうだ。日々協議しながらとにかく喜んで欲しい、美味しいと感じて元気になって欲しいその思いを大事に頑張っております。

そういうわけで今日の献立の紹介です。

【鶏の唐揚げ〜ネギナッツだれ】

今回は鶏の唐揚げをした後に特製のすだちポン酢に浸しその残ったポン酢に落花生や人参とネギを混ぜ入れています。この唐揚げ好きな人がおおくって注文締切前に売り切れることあり!まだのみなさんお急ぎください。

【なすと厚揚げのピリ辛味噌炒め】

茄子を揚げ焼きにした後で、ピリ辛の味噌汁で炊いています。手製味噌のほんのり大豆の甘さと豆豉醬の辛さが暑い日でも食べれて、元気で過ごせます。

【ポテトサラダ】

男爵ときたあかりを茹でて、きゅうり人参玉ねぎとマヨ和えにしています。

【赤ずいきのジンジャー甘酢】

トトロの傘の軸の部分の皮を綺麗に剥いて茹でて、絞って甘酢にひたす。甘酢はみじん切りの生姜をごま油で炒めて美味しい風味に。

【モリグチャウダーの生姜糖のスコーン】

フルーティーな生姜糖を刻んで練り込みました。苦味控えめ。生姜の優しい風味と香りをお楽しみください。

そして、明日のお弁当は【さっぱりおろしだれの豆腐ハンバーグ】【さつまいも大豆甘辛】【胡麻豆腐】です。ご注文は思いついた今!ぜひどうぞ〜。